ベクトル
2002年6月23日君はいつも 僕の横をぼんやり歩いていて
ときどき 僕の話に笑い転げたりしていた
あのときは
同じ方向を見ながら 似たようなことを考えていたっけ
気がついたら 君と僕はまったく違う方向を向いていた
どこかに君を感じながら
今は 僕の前で走り出そうと
あるいは もう走っている 君が
少しまぶしくて 僕は目を背けた
後ろには もう誰もいなくて
あの頃の君と僕も 後ろにはもういなくて
あのときは
過ぎたんだということを知った
君はとっくの昔に知っていたんだ
後ろなんて振り向かない人だったと
そんなことを 僕は今頃知った
だって 君はもう あの頃になんていない
僕も 体半分だけ もういない
振り向いても もう何もないね
あの頃は もう 記憶の中にしかない
君は いま ずっと向こうを走っているんだね
ときどき 僕の話に笑い転げたりしていた
あのときは
同じ方向を見ながら 似たようなことを考えていたっけ
気がついたら 君と僕はまったく違う方向を向いていた
どこかに君を感じながら
今は 僕の前で走り出そうと
あるいは もう走っている 君が
少しまぶしくて 僕は目を背けた
後ろには もう誰もいなくて
あの頃の君と僕も 後ろにはもういなくて
あのときは
過ぎたんだということを知った
君はとっくの昔に知っていたんだ
後ろなんて振り向かない人だったと
そんなことを 僕は今頃知った
だって 君はもう あの頃になんていない
僕も 体半分だけ もういない
振り向いても もう何もないね
あの頃は もう 記憶の中にしかない
君は いま ずっと向こうを走っているんだね
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